長岡市政を糾し正そう・・・真の民主主義を求めて(その12)長岡市政の基礎疾患

前頁(その11)で、行政と議会が結託した、民主主義の危機、病根を抱えた長岡の実態を綴った。振り返ってみればこのいわゆる「基礎疾患」を抱えた長岡に悪徳な県議と民間業者が入り込み「利権病」を引き起こしたのが長岡市官製談合事件であった。この「基礎疾患」は今なおそのままの状態である。「基礎疾患」を根治しない限りまたもや「利権病」が発生したり、その他の様々な不具合が発生することは目に見えている。その予兆がすでに見えつつある。その一つは「柏崎刈羽原発再稼働問題」であり今一つは「市財政問題」である。

 「柏崎刈羽原発再稼働問題」については先ページ(その9)の通り「市長への手紙で追及中であるが、磯田市長の態度は市民の命と生活がかかっているにもかかわらず、不遜で市民を愚弄するものである。

 「市財政問題」における予兆とは単なる財務会計上の「不健康さ」だけでなく「富の使い方・投資の仕方の歪み」を指す。外見的な底の浅い「賑わい」を標榜しての米百俵プレイスへの投資など、またぞろ「利権病」の匂いが漂っている。「真の賑わい」を獲得するにはハードウエアから入ったのではダメなことは歴史が教えている。もっと性根を据えて本物の賑わいをどう取り戻すか哲学するところからやり直す必要がある。少子高齢化、人口減少など日本が抱える問題に覚悟を以て対峙する必要があるのに、今の長岡市にはこのヴィジョンが全く感じられない。