長岡市政を糾し正そう・・・真の民主主義を求めて(その62)改革の第二幕

前頁(その60.その61)で行った第一幕の総括を踏まえ第二幕へと進む。「市長への手紙」や「議長への手紙」では内発的・自発的改革を誘発できないことが分かったので次の手段として「陳情」或いは「請願」で直接提案することにした。その第一弾として8月25日付けで次の二点の「陳情」提出を行い、受理されたので掲載しておく。

 

【陳情書 その1】

長岡市議会基本条例の改定に関する陳情書

(要旨)

長岡市議会には議会の最高規範として長岡市議会基本条例が定められています。この制定過程の記録も含めて精読して想うところを基に改善提案いたします。

想うところの最大かつ最重要な点は「民主主義長岡市政の理想を実現するための規定として大変立派な条例ですが、現実の議会運営はこれに則り清々と営まれているとは言えないのではないか?むしろ逆行していることもあるのではないか?と感ずること」です。

“二元代表制の本旨に則り、役所も議会もそれぞれの立場から①民を啓蒙鼓舞しつつ、②民意把握に努め、③公明正大に政治する”と謳ったこの基本条例を実のあるものにするための仕組みを提案したいと思います。それは本条例の検証および見直し手続きについて規定条項を新設し、議会自らがPDCAサイクルを自律的に回すことができるようにすることです。

 

(陳情事項)

1.以下を盛り込んだ条項を基本条例に追加することを提案します。

◆議会は2年に1回、当該年度末までに基本条例の目的が達成されているかどうか、全議員で検証し、結果を市民に公表するものとする。

◆検証の結果、改善が必要と認めるときは、適切な措置を講ずるものとする。

 

 

令和4年8月24日

 陳情者 住所 

     氏名 小林 眞幸

長岡市議会議長 松井 一男 様

 

 

【陳情書その2】

市民の議会に対する意見・質問の取り扱いに

関する陳情書

(要旨)

議会は、市民の信託を得た議員による合議を主な手段として意思決定をする議事機関であることは自明のことですが、発議や討議にあたって、時々刻々変化する世情に応じた民意を正しく把握するには議員の「努力」や議会の「陳情」や「請願」制度だけでは限界があり不十分です。それを補う目的も含めて議会にはメールアドレスが公開されており、意見や質問を自由にできる仕組みがありますが、これには次の二つの問題があります。

 一つは、この制度が役所の政策に関する「市長への手紙」のように広く市民に公開されているとは言えないこと。もう一つは、メールで寄せられた意見や質問をどう取り扱うのかの定めがないため、意見や質問が封殺され得る状態で、民主的とは言えない状況であることです。市政発展のために、市民からの意見や質問には真正面から公明正大に対峙するべきです。「長岡市議会基本条例」にもそのように謳われています。

 そこで次の提案をいたします。

 

 

(陳情事項)

  • 役所の「市長への手紙」に匹敵する「議会への手紙」を制度化し広く市民に公開する。
  • その制度には意見や質問をどう取り扱うのかの手続き規定を設ける。
  • 寄せられた意見や質問と、その取り扱い結果は原則として公開する。

 

令和4年8月24日

 陳情者 住所 

     氏名 小林 眞幸

長岡市議会議長 松井 一男 様