長岡市政を糾し正そう・・・真の民主主義を求めて(その39)長岡市官製談合事件の真相徹底究明を求む

先に出した議長への手紙【GL-1】に対し回答が来て、長岡市議会は「長岡市議会基本条例」を規範とし、日夜改革改善に取り組んでいるとの力強いメッセージが届いた。

民主化に向かっていると危惧している中,一抹の光明を見た思いである。議会のこのようなビジョンに対し、建設的な提案をしたいので色々模索しているが、目下の課題としてやはり先の「長岡市官製談合事件」の真相徹底究明が不可避であるのでこれを提案する【GL-2】を出した。重ねて言うが、長岡市官製談合事件は幹部職員の倫理規定違反による違法行為として法的には決着しているが、法の届かない組織体質上の致命的な欠陥が真原因である。にもかかわらず、その所は隠されたままである。これを放置すれば患っている基礎疾患が増々進行し、市政は壊滅する。議会が長岡市議会基本条例のもと、もっと強力に、改めてこの事件の真相解明に向かうことが最も効果的な治療法であると思い、提案した。

 

【GL-2】

長岡市議会議長/事務局 様

先の私からの問いに丁寧にお答えいただきありがとうございました。議会改革や民の啓蒙啓発は、そういう文言を冠したプログラムがあるわけではないが、長岡市議会基本条例に則り不断に改革。改善を進めているとのこと。

 改めて長岡市議会基本条例を読ませていただきましたが、大変立派な条例であると再認識いたしました。この条例が目指す市議会のあるべき姿は正に「民主主義長岡市政」そのものです。これを規範にしておられると明言していただき安心いたしました。

 また先日お届けいたしました理想の長岡市政を私が描いた「民主主義長岡市政」というチャートが図らずもこの基本条例を具現した長岡市政を表していることに驚きと感動を覚えました。是非この条例を規範として改革改善努力を続けていただきたいと思います。

  ただお願いするだけではなく、一市民としてその営みに少しでもお役に立つ具体的提言をできないものかと常日頃市政に関心を持ち思案しております。そういう観点から一つ提案してみたいと思い以下申し上げます。

 

【提案】

先のチャートで示しましたように議会と民の間に正義の鮮血が通っていることが市政の命を維持する最重要な点です。正義とは真・偽/善・悪の四つの組み合わせの内、真実に立脚した善だけを指します。善であっても偽りによるものは正義ではありません。すなわち嘘も方便というのは政治の世界では通用しないということです。その点に鑑み、先の「長岡市官製談合事件」を改めて振り返ってみますと、やはり未だ真実が隠されたままであると思います。先日の6月議会でも議会がこの点粘り強く追及されている姿に接しその意味では嬉しく思いますが、まだまだ真相が明らかになったとは言えません。法的には二人の職員が有罪判決を受け決着していますが、法を超える社会的「正義」に照らせば未解明なままです。

「この事件は職員の倫理観欠如が原因であり組織としては全く青天の霹靂である」というのは到底納得できません。法はすべての違法を裁き得るものではないことは民主主義の歴史が示しているところです。私は捜査権がなく物証や証言を基に論ずることはできませんが、市長への手紙の問答19回を通じて論理哲学的に「この事件は市長を含む組織犯罪である」ことを突き止めました。そのことを綴った記録冊子を別途郵送でお届けします。是非議会でこの事件の真相解明に向けた追及を強化貫徹していただくようにお願いします。

18年間の慣行を打破し、議長選出法をより民主的な方法へと自発転換された力強いエネルギーを持った議会に大いに期待いたします。いかがでしょうか?

令和3年7月9日   小林 眞幸