長岡市政を糾し正そう・・・真の民主主義を求めて(その22)民主化へ向けてのかすかな光明

原発問題に関する市長への手紙【L-25】に対する回答待ちの間、是非綴っておきたい出来事があった。

民主主義政治の最大の患難のひとつである「衆愚政治」という基礎疾患を患い、多種の合併症が発症しつつある長岡市政ではあるが、明るいニュースとして突然飛び込んできた5月18日の臨時議会での議長選挙がそれである。議会の非民主化の原因の一つともいえる長年にわたる指名推薦方式を排し、所信表明投票方式という民主的な方法に切り替えた。そしてそれが外圧によるのではなく、議会の内部自律・自発的な 自己要請によるものであることである。長岡議会にはまだ民主主義の魂がかすかであるかもしれないが、残っていたことが分かったことは大変意義深い。これをきっかけにして市政の民主化に向けての内発的動きが活発化することを切望する。

 市政に真の民主主義を取り戻すために始めた「市長への手紙」やこのブログでの公開をしなくても済むようになる日が来るのを願いつつ・・・・。

同様の内容の市長への手紙【L-26】を掲載しておく。

 

【L-26】

長岡市長 磯田 達伸 様

5月18日の臨時市議会について所感を申し上げます。

 長岡市がこれまで長年にわたり続けてきた指名推薦方式を所信表明投票方式に急遽切り替えての議長選出が実現したことには大変驚いたと同時に嬉しさを感じました。

 最近の議会の様子を見ていての率直な感想は一言で言うと「非民主主義」です。元来地方議会は首長を長とする役所と議員団は二元対立的に緊張状態であるべきなのに、対立どころか、なれ合い・もたれ合いの状態になっているように見えています。官製談合事件での

「裁判を超える市独自の真相解明をし、改革につなげるべし」と主張する一部議員の口を封ずる所作が象徴的な事例です。長岡の市政を真の民主主義に戻すのは並大抵ではないと思っています。

 そうした思いの中、この度議会が自律・自発的に議長選出を投票方式という民主的な方法に戻したことはかすかな光明として私の上の懸念を和らげる方向の出来事です。議会がまだ自浄力を持っている証しとなるものです。この調子で長岡の市政の民主化を進めていただきたいと思います。「議長への手紙」制度がありませんので「市長への手紙」で市長にお伝えしますので是非議長・議員団の皆様にもお伝えくださるようお願いします。

 以上の所感に対する市長のご感想と議長・議員団への伝達の件、回答いただきたくお願いします。

 

令和3年5月24日    小林 眞幸