長岡市政を糾し正そう・・・真の民主主義を求めて(その10)長岡市政の民主主義の危機

【l-24】に対する返事を待っている間長岡市政が今どんな状態なのかについて綴っておきたい。

官製談合事件に象徴されるように、今の長岡市は「利権病」という基礎疾患を患う危機的な状態にある。議員達(県議や市議)と役所(市長と幹部)そして業者の三者が結託して市民の富を食い物にして私利・私権を貪る姿は典型的な「利権政治」である。
民意を代表し同時に役所行政の監視をするのが主任務の議員が、民間業者と癒着する役所と結託し、悪行を重ねる姿は時代劇顔負けの悪業である。

なんでこんなことが起こるのかと論理展開してゆくと行き着くところ「衆愚=ポピュリズム」に帰結する。ほとんどの市民一人一人は教育レベルも高く、民主主義の要諦を心得ていても、ごく一部の悪玉菌に扇動され「衆」として「愚かな行動をしてしまう」という人類共通の弱点である。今長岡でそれが起こっている。こんな市長や議員を選挙してしまう愚を犯している。悪玉菌の扇動の常套手段は「‥‥なんて大して悪いことではない、日本全国どこでもやっていることだ。それよりも足元のご利益の方が大切だ!」である。

絶大な行政権をもつ市長と、議員が結託したらどんな悪政も民主主義的手続き(偽)を経てまかり通ってしまう。これに気づき警鐘を鳴らそうとする正義の議員たちの口をふさぐことさえできてしまう。今の長岡はそういう状態にある。「衆愚」を良いことにしてその上で胡坐をかき、市民の富・財産を蝕む市政から脱却するには市民の啓蒙しかない。長岡が生んだ賢人たちが墓場からそれを叫んでいる。