長岡市政を糾し正そう・・・真の民主主義を求めて(その4)衆愚に胡坐をかく長岡市政

前頁(その3)では主たる民の「衆愚」に警鐘を鳴らした。その衆愚には、官製談合事件の存在すら知らない無関心層や、真実を知らない磯田同情層、磯田市長の強力な票田である商工会や各種業界団体、地域町内会の多くの人たちの「官製談合は日本中いたるところで起こっており、ある意味で必要悪であり大した問題ではない。それよりも現実の経営・生活だ!」との観念が先行した確信層が含まれることを追記しておく。そして特に確信層の人たちからの「何をきれいごとを言ってるのだ!政治はそんな単純なものではない!」との批判の声が聞こえてきそうな気がする。

 

本ページ(その4)からは次のテーマ「原発問題」に入りたい。官製談合事件は倫理上の問題であり、それ自体は直接命や生活に影響しないが、原発問題はまかり間違えば命と生活に直結する緊迫した問題である点で、わけが違う。原発問題の市長への手紙第一号【L-20】とその回答【R-14】を掲載する。【L-20】では原発問題に対する磯田市長の市政の中の位置づけを問うところから入った。

 

【L-20】

長岡市長 磯田 達伸 様

長岡市官製談合事件の件につきましては前回9月11日にお届けしましたように、磯田市長も真犯人の一人であるとの揺るぎない確信とその証拠を得ましたので目的を達成いたしました故、一旦おしまいにしたいと思います。尚、この論証は物証よりも強いものですので、必要とあらば、どこにでも提出する準備ができております。

このような後ろめたい真実を胸の内に抱きながら市長という重職を担うことを継続されることはお気の毒というべきでしょう。しかし、いかに「市民の衆愚」のなせるところとはいえ市長に選出された以上いかに苦しくともその職責を全うしていただかなければなりません。そこで視点を変えて所感を申し上げ、お尋ねしてゆきたいと思います。

まず最初に10月4日の市長選挙に際する磯田市長の公約のすべてを通して感ずる所感を申し上げ幾つかの質問をいたします。

 【所感】いずれの公約も目下の課題に対する「耳に聞こえの良い文言」を並べたものですが、長岡市の将来を担う魂と決意が感じられません。公約の各事項は役所としての役目を羅列してあるだけです。どれもこれも当たり前のことです。為政者としての哲学が欠如しています。長岡30万の民を率い統治するに必要な魂と決意すなわち高邁な哲学と覚悟が感じられません。哲学と覚悟を欠いた役人気質では立派な政治はできません。そこで以下質問いたします。これらの質問は長岡の民の行方を案ずる懸命の指摘であり誹謗中傷ではありません。

 【質問】

1)人間社会にとっての「正義」とはどういうことだとお考えですか?

2)長岡市の市政に必要な「正義」はありますか?

3)政治とは何ですか?

4) 役所は何をするところですか?役所の主(あるじ)は誰ですか?

5)今の長岡の財政は健全であるとお考えのようですが根拠をお示しください。私が見る限り不健全です。財務諸表の事務的・会計的な数字だけをお尋ねしているのではありません。富の使い方の話をしています。

6)原発問題での「市民の不安が解消されない限り、再稼働はすべきでないという姿勢を貫く」とありますが、「姿勢を貫くとは」何をすることですか?長岡が責任ある自発で再稼働を止めることができますか?

 

                      令和2年10月12日

                        小林 眞幸

【R-14】

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市長への手紙の制度を都合よく歪曲した不誠実な対応である。諸施策の根源になる市長の市政に対する哲学・覚悟を問うことを排除するとは何事か!不都合な質問をする議員の口を封ずる陰湿な態度に通ずる悪行である。絶対に許してはならない。